2010年3月27日土曜日

骨折後の初出勤

1月27日(水)骨折後、初めて出勤する。
どう考えても、この足の状態では、通勤ラッシュ時間帯は無理だろうと判断。時間帯を遅めにずらす。

はじめは、骨折したこと自体を前向きにとらえて、これも、いい経験と、考えるようにしていたのだが、初出勤以降、さまざまな洗礼を受け、いろいろ、考えさせられることになる。

自宅から駅のホームまで、今までは、10分あればOKだったが...むぅ、遠い!倍は時間がかかる。骨折前は、歩くことって、空気を吸っているのと同じように、特に意識したことはなかったのだということを、改めて認識した。ギプスによる足首の固定。ただ、それだけで...。

また、こうなる以前は、ほとんど意識していなかったことの一つに、道路の凹凸や傾斜に非常に敏感にならざるをえなかった。
意外と、真っ平らな場所って少ないんだと、改めて思い知らされる。

舗装された道路でも、真っ平らな場所などほとんどないに等しい。年度末になると掘り返して、前の状態より悪くする道路工事が行われた後は言うまでもなく。

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なんとか、駅にたどり着き、改札を通ろうとする。せ、せまい。改札機の幅がやけに狭く感じる。
これも、今まであまり気にとめていなかったが、杖をついた状態だと、やけに狭く感じるのだ。

大抵の駅では、広い改札が併設されているが、まず、はじっこにしかない。何故か?障害者を優先しているわけではないからだ。障害者を優先するのであれば、入口の真ん中に、広い改札を設ければいい。あくまで、駅員が対応しやすいからといった駅側の理由からでしかないと思われる。

改札を通過し、ホームに向かう。普段は、階段かエスカレータを使っていた。よっぽど、荷物が多いとかいった理由がない限り、エレベータは使っていなかった。

エレベータを利用するときに思ったのが、以外に若い人が乗っていたりする。
「お前ら...足、萎えるぞ。」
と、思いっきり言ってやりたくなる。

ホームから、電車に乗り込む。
携帯電話を車内でよく使用するので、優先席に座りたくなかったが、この足を状態を考えると座ることを優先し、携帯電話は我慢しよう。

初日は、たまたま、優先席が開いていた為、何とか座れたが、いつも座れるとは限らないことを、後で知ることになる。(続く)

2010年3月26日金曜日

簡易ギプス外出仕様

ギプスを外出仕様にする為に、購入したサンダルだが、初期状態のままでは、ギプスの分だけ足のサイズがでかくなるので、ベルトが締まらず使えない。長さはぎりぎり足りているのだが、ベルクロの部分が不足しており、固定できないのだ。

そこで、荷造り用のビニール紐をリング状にしてベルトを固定してみた。見栄えは悪いが、案外ちゃんと固定されているし、使用するときはその、リング状の部分にサンダルのベルトを通すだけで固定できるので、使いやすい。

ただ、それだけだと、長時間歩行した時に、緩みそうなので、ゴムバンドを上からかぶせ、固定。ゴムバンドは、コンビニで105円で売っていた、本来、女性が髪を束ねるときに使うやつ。歩くときに、ゴムバンドのサンダル底の部分が、道路との摩擦で摩耗するはずだが、思いの外、耐久性があり、結局、半月以上もった。

さて、サンダルは改良できたが、防水・防寒対策が必要だ。自室をあさると、縫い目の部分が一部破れていて、捨てようとしていたノートパソコン用のインナーケースがあった。これは、以前、100円ショップで購入したものだが、一応、衝撃を吸収する素材できていそうだ。大きさ的にもギプスをした足にちょうどいい。それだけだと、この時期、ちょっと寒いので、ハンディタオルで足をくるむ。
また、やはり、以前、100円ショップで購入した衝撃吸収素材でできている小物入れを切り開いて、足の裏に配置。それらをビニール袋でくるむ。

そして、完成したのがこれ↓。






















うーん、見栄えは悪いがどうにかなりそうだ。

そして、通勤時間の電車に乗る為には、これだけだと、足を踏まれたときに致命傷になりかねないので、クリーニング屋でもらい処理に困る、金属製のハンガーでプロテクターを作成した。これをサンダルに装着するとなかなか凶悪な感じですw


本当は、松葉杖の方が平地は早く歩けるのだが、通勤時に邪魔になりそうなのと、平地以外でうまく、松葉杖を使いこなせる自信がなかったため、カメラの一脚を改造して杖代わりに使用することにした。

それがこれ↓





















こちらは、改造といっても、雲台のところを持ちやすくするために、クッション材と綿製のハンカチで保護し、杖として使うと、一脚の先端部分が激しく摩耗しそうなので、先端部にペットボトルのキャップをはめ、衝撃吸収及び、路面に対する先端部の摩擦係数をあげるために(要は杖が滑らないように)、緩衝材をグルグル巻き、黒いビニールテープで補強した程度。

さて、これで準備万端。あとは、実践あるのみ。
なにしろ、今までの人生の中で、骨折は初めての経験。

本当の苦労はこれから始まるのであった。

2010年3月21日日曜日

簡易ギプスはお手軽だが...

さて、ギプス装着後、立ち上がって、歩いてみると、当たり前だが歩きにくい。
足首が固定されるだけで、こんなにも歩きにくくなるとは...。
物療士の方から、歩き方のコツを教わる。骨折した左足を進行方向に左90度向けて、引きずるようにして歩く。なるほど...。
松葉杖はいるか?と聞かれたが、通勤電車に乗ることを考える(そればっかだな)と邪魔な気がしたので、とりあえず、なしということで...。


それにしても、石膏タイプのギプスではないので、なにか、履物をはかないと、衛生面でも安全面でも問題がある。
また、足の裏側と側面はギプスで保護されているが、足の甲は、包帯だけなので、一抹の不安を感じる。

まず、靴をどうするか...。簡易ギプスとはいっても、生足のときよりもサイズの大きいものでないとはまらない。クリニックの帰りに靴屋に向かう。

おっと、靴の前に、もうひとつ問題が...。車の運転に支障はないのだろうか?

クリニックには車で来ていたので、行きに来たときのように、左足でブレーキを踏んでみる。
よし!いける!床まで踏み込める!
だが、足首が動かせないので、微妙なコントロールが難しい。左足全体でブレーキをコントロールせねばならず、軽いはずのギプスが非常に重く感じる。
これは、渋滞時にはつらそうだ。
早め早めのブレーキが吉か...。基本ですな~。


さて、靴屋に到着し、靴を探す。
普通の革靴では無理なので、サンダルをチェックするが、なかなか難しい。

デザイン重視のサンダルが多いのか、なかなか、マッチしたサンダルがない。
何足か、実際に足にはめてみて、チェックする...。
うーん、条件に合致するサンダルがない。
とりあえず、一番条件に合致したサンダルを購入する。あとは、家に帰って何とかするしかない。