2010年3月29日月曜日

身体障害者は出勤しちゃイカンのか?

出勤経路は、最寄り駅のA駅から、かなり規模の大きな乗換駅のB駅、会社の最寄駅であるC駅という経路なのだが、最寄り駅のA駅は、始発駅ということもあり、初日は始発の電車に乗ることができ、特に問題はなかった。

乗換駅のB駅に到着し、次の電車に乗換える。想像はしていたことだが、通勤時の人の歩く速度との差が、あり過ぎる!まるで、GT500クラスのマシンに周回遅れにされるGT300クラスのマシンのようだ。
別に、追い越されるのは仕方がないし、通勤時に、この速度で歩いている方が悪いか。なるべく端によって...。

ん、ちょっと、待った。なんで、こちらが申し訳ない気持ちにならなければいけないのだ?確かに、骨折の原因は、自分自身の不注意にあるが、それとこれとは、話が別だろう?逆に考えてみれば、障害者の方に対して、足が遅い人は、端を歩いてくださいとは言えないだろう。

それにしても、骨折前は、なんとも思っていなかったが、とにかく、平気でぶつかってくる輩の多いこと...。この日は、あえて、空いている時間帯を狙って出勤しているし、どう考えても、そこでぶつかってこないだろ、というタイミングでぶつかってくる。

こちらも、最初は足元が不安で、どうしても下を向いてしまう。その為、前からぶつかってくる不届き者を避けることができない。

そこで、黄色のデコボコした点字ブロックの上を歩いてみる...。ぶつかってくる頻度は変わらない。あまつさえ、点字ブロックの上で、だべっている奴らがいる。

点字ブロックの意味わかってんのか?こいつら...。

下を向いて歩いていないと不安ではあるが、それはそれで、いろいろ不都合がある。直前にならないと危険予知ができないので、これはこれで危険だし、姿勢も悪くなりそうだ。

なので、極力、前方を見て歩くようにする。そして、前方をしっかり見据え、ぶつかってきそうな奴がいれば、睨みつける。僕はどうも、目付きが悪いようなので、結構、これは、効果があった。
そして、こちらからは、よけないという意気込みで、前進する。

そんなこんなで、次の電車に乗換える。普通の席は空いていないので、優先席に向かう。優先席にも空席がなく、さりげなく、優先席前の吊革につかまる。
その優先席には、年配の男性、本を必死に読んでいる女性、携帯を操作している若い男性...。

年配の男性は、優先席OKな感じだが、あとの二人は問題外だな。それも、携帯操作しているってどうよ?携帯電話の体に対する影響については、賛否両論あるようだが、少なくとも、優先席の注意書きには、電源を切れと書いてあるのだから、ルールに従うべきだろう。

ま、それ以前に、健常者が優先席の対象者に、席を譲らんのはいかがなものか?どう見たって、杖をつきつつ、ギプスをはめて、片足サンダルの普通のサラリーマンとは明らかに異なる容姿を見れば、健常者でないことぐらい、子供でもわかるだろう。こういう輩は、写メとってTwitterで素顔公開してやりたくなるね。

わざと、その男性をガン見する。相手もこちらのことを完全に気がついているようだが、必死に気がつかない素振りをしている。こちらのガン見のプレッシャーに耐えながら...あるいは、そんなこと全く考えていないのか...。

後日、優先席の前に何回か立ってみると、譲られる確率は半々ぐらいだろうか。

ちななみに、一般席?では、ほとんど譲られる確率は少ない。

また、人種的には、優先席・一般席含めて、サラリーマンが譲る確率が最低である。お疲れなのはわかるが、同じサラリーマンとして、非常に恥ずかしい。
効率重視の考え方が、サラリーマンにこんな弊害を与えているのかもしれませんねぇ。ただ、CSを考えたらどうよ?自分のことばかり考えている人間には、いくら、客のことを考えてますと媚びへつらっても、客側は敏感に感じ取るよ。
そういう、気配りは、普段から気にかけて、行動にうつさんとダメだろうな。

こういう事を考えると、席を譲らない奴=仕事のできない奴と定義付けることができるかも?

いずれにせよ、体の不自由な人になっても、心の不自由な人にはなりたくないですね。

と、いろんなことを考えさせられる今日このごろであった。


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